第一印象、フレッシュさもありながら頼もしさを感じる彼。日頃は街の電気屋様や工務店様に向けての提案に汗を流す営業マンだ。話を聞いていくと入社から1年の間で彼が大きく変化し、凄まじい成長を遂げていることが分かる。
山陰パナソニック株式会社は入社後6か月間は新人研修期間に入る。幅広い事業領域を構えるパナソニックの全部門で、実際に働き多くの人との関わりの学びを得る。名物”社長の鞄持ち”もなかなか経験できない経営者の一日に密着し、社長の目線とその空気を肌で感じる、彼の中でも印象に残り改めて襟を正す機会だった。その他にもドコモショップでのお客様対応から目の前の相手に対し気付きを与える深さを知り、お客様のことを考え提案することの大変さと楽しさを知るきっかけとなる。
配属先が決まり晴れて営業マンとなった彼。そこで「お客様に満足してもらう為に精一杯の提案をする」ことを学ぶ。それを彼はすぐ実行に移し、お客様の課題を解決することで得られる自分自身の喜びと出会うのであった。初め自分のことで必死だった彼は少しずつ、だが確かに変わっていく。相手の立場に立ち、口調を工夫したり提案の仕方一つとってもオーダーメイドの伝え方を行うようになる。
彼がイキイキと語る「やりたいことがある時、周りもじゃあやろう!と手伝ってくれる」と。
それがまさに形になった彼の【挑戦物語】学びが大変多い先輩達の背中を追いかける日々の中、彼が大きく変わるきっかけが生まれる。それは全部署で家電部門のテレビを提案するという一つのキャンペーンだ。彼はこれを聞いた時一つの決意をする『電材部門の中で自分が1番売ろう!』年齢も経験も関係ないスタート地点が皆同じのこのチャンスを彼は掴もうと励む。先に結果を残し自らが道標となる先輩の姿に刺激を受けながら自分なりに考え、彼なりの作戦を相談し実行に移す。持ち運びが困難な大型テレビの大きさを伝える為、大きな段ボールで迫力を再現しそれを持って取引先に訪問。彼のその熱意から多くのお客様を魅了し契約を結んでいく。その結果彼は宣言通り見事に1位を獲得したのだ。
やりたい事を決して否定せず、自ら挑戦する場はどこにでもあるわけではない。そんな環境が彼をメキメキと成長させ、後輩ができた今、次は彼が道標となりまた一つの芽が育まれていく。
実は「面接ギリギリだった」と言われていた内田和成。今の彼はそんな言葉を微塵も感じさせないくらい誇らしい社員であるだろう。